ネットいじめ・SNSいじめは証拠が消される前に｜探偵ができることと親が取るべき行動

クラスでの無視や暴力だけでなく、SNS・LINEグループ・オンラインゲーム内での「ネットいじめ」が深刻な問題になっています。
メッセージの削除やアカウントの変更によって、証拠がすぐに消えてしまうのがネットいじめの大きな特徴です。
この記事では、探偵が行ういじめ調査の内容と、保護者の方が取るべき行動をわかりやすく解説します。

1．ネットいじめ・SNSいじめの代表的なパターン

ネットいじめは、学校でのいじめと違い24時間終わりがないことが特徴です。寝る前も起きたあとも、スマホ1台で簡単に傷つけられてしまいます。

① グループLINE・オープンチャットでの悪口・無視

本人を含むグループで悪口を書かれる、スタンプだけで馬鹿にされる、既読無視をされ続けるなど、心理的な圧力がかかるケースです。

② SNSの裏アカウントでの誹謗中傷

X（旧Twitter）、Instagram、TikTokなどで、裏アカ（裏アカウント）を作り、特定の子をネタにした投稿がされることがあります。
顔写真や実名、あだ名を使われる場合もあり、放置すれば拡散リスクも高くなります。

③ オンラインゲーム内での暴言・ハブり

ボイスチャットやゲーム内メッセージでの暴言、特定の子だけパーティに入れないなど、ゲームを通じた仲間外れも増えています。

④ 写真・動画を使った「さらし」行為

不意に撮られた写真や動画を、本人の許可なくSNSにアップし、からかい半分で拡散されるケースです。
一度拡散されてしまうと、完全に消すことが難しいのが大きな問題です。

2．ネットいじめはなぜ発見しづらいのか？

ネットいじめは、保護者や教師の目の届かない場所で行われるため、発見が遅れがちです。

• スマホの画面を親に見せなくなる
• 通知音が鳴ると急に顔色が変わる
• 「スマホを解約したい」「機種変更したい」と急に言い出す

このような変化は、ネットいじめのサインである可能性もあります。

3．探偵が行う「ネットいじめ調査」とは？

ファクトワンのような探偵事務所では、ネットいじめの実態把握と証拠収集のため、状況に応じて次のような調査を行います。

① 学校周辺・通学路での見守り調査

ネットいじめだけでなく、登下校時の嫌がらせや付きまといがないかを確認します。
必要に応じて写真・動画で記録し、後から時系列で分かるようにまとめます。

② SNS・掲示板の投稿状況の確認

公開されているSNSや匿名掲示板などを調査し、第三者が見てもいじめと判断できる投稿がないかチェックします。
URLやスクリーンショットを残し、証拠として使える形で保全します。

③ 関係者の行動パターンの把握

学校外でのたまり場や、特定のメンバーだけで集まっている場所などを調査し、いじめの構図を掴みます。
これにより、学校や専門機関に相談する際に、より説得力のある資料を提示できます。

4．保護者が今すぐできる「証拠の残し方」

ネットいじめは、加害側がメッセージを削除してしまう前に証拠を残すことが非常に重要です。

• スマホ画面をスクリーンショットで保存する
• 日時・グループ名・アカウント名が分かるように撮影する
• 可能であれば、保護者のスマホやパソコンにもバックアップする

「これぐらい大したことないかも」と思う内容でも、後から積み重ねの証拠として重要になることがあります。

5．探偵へ相談するタイミング

次のような状況が見られる場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。

• 学校に相談しても「様子を見ます」と言われるだけで動いてくれない
• お子さんが不登校気味になっている、体調不良を頻繁に訴える
• 相手の家庭に話をしたいが、証拠がなく言い出せない
• 匿名のSNSや裏アカからの嫌がらせが続いている

6．まとめ｜ネットいじめは「見えないからこそ」早めの対策を

ネットいじめは、大人の目が届きにくく、気づいたときにはお子さんの心が限界に近づいていることも少なくありません。
しかし、早い段階で事実を知り、証拠を残し、適切な機関と連携することで、被害を最小限に抑えることは可能です。

「考えすぎかもしれない」と悩みを一人で抱え込まず、第三者の力を借りることも、お子さんを守る大切な選択肢です。
ファクトワン探偵は、保護者の方と一緒に、お子さんの安心できる環境を取り戻すお手伝いをいたします。